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注目のFA動向、今後はどうなる? −後編−

2010年03月11日(木) 16:23

 現地5日にフリーエージェント(FA)市場が解禁されてから、すでに活発な選手移動が行われている。NFL.comのスティーブ・ワイチ氏は、これまでのFA移籍による影響、また今後起こり得ることを検証している。

・シアトル・シーホークス

 シーホークスが、デンバー・ブロンコスのワイドレシーバー(WR)ブランドン・マーシャルの獲得に関心を寄せている。制限付きFAのマーシャルを獲得する場合、マーシャルがオファーシートにサインし、ブロンコスが同額を提示しないことが必要。さらにシーホークスは、ブロンコスに補償としてドラフト1巡全体6位指名権を譲渡しなければならない。しかし、それでもまだシーホークスは全体14位指名権を持っている。素行に問題ありのマーシャルだが、オフェンスを一気に向上させることができる。マーシャルの獲得は、大きな賭けだ。

・デンバー・ブロンコス

 たとえブロンコスは、WRマーシャルを失っても補償としてドラフト1巡指名権を得るため、大きな損失とはならない。ただ、昨オフのクォーターバック(QB)ジェイ・カトラーに続き、2年連続で中心選手を放出した場合、それが裏目に出れば何人かの選手はチームの方針に疑問を抱くだろう。

・マイアミ・ドルフィンズ

 FAで獲得したラインバッカー(LB)カルロス・ダンスビーは超一流ではないが、ドルフィンズが必要としていたインサイドLBだ。ダンスビーはスピードがあり、幅広い守備範囲を誇る。また、同地区にはトレント・エドワーズ(バッファロー・ビルズ)、マーク・サンチェス(ニューヨーク・ジェッツ)とランニングバック(RB)やタイトエンド(TE)へのパスを好む若手QBがおり、彼らの対応にダンスビーは打ってつけだ。

・ボルティモア・レイブンズ

 トレードでWRアンクワン・ボールディンを獲得したのは、今オフシーズンで一番の補強だ。ボールディンは試合の流れを変える選手ではないが、パス捕球後のランに優れた安定感抜群のレシーバーで、他の選手の負担を軽減できる。そして周りを鼓舞する彼のプレイスタイルは、レイブンズにおいてラインバッカー(LB)レイ・ルイスの攻撃版のようなものだ。また、彼自身も、アリゾナ・カーディナルス時代にラリー・フィッツジェラルドの陰に隠れていただけに、高いモチベーションを持っている。

・アリゾナ・カーディナルス

 WRボールディン、LBダンスビー、セイフティ(S)アントレル・ロール(現ニューヨーク・ジャイアンツ)が去ったのは厳しいだが、最も大きな喪失はQBカート・ワーナーの引退だ。チームは多くのリーダーシップと経験を失った。守備バック陣は、ジェッツからトレードでSケリー・ローズを獲得したが、ドラフトで的確な補強ができるのかがとても重要だ。

・カンザスシティ・チーフス

 RBトーマス・ジョーンズを補強したのは良い選択だった。シーズン開幕時には32歳となるジョーンズは、若手のジャマール・チャールズとの併用となる。ジョーンズは実績十分のベテランとして、若手の多い攻撃陣の大きな助けとなれる。

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