NFLチームサイト
AFC
- NFCAFC-EAST
- バッファロー・ビルズ
- マイアミ・ドルフィンズ
- ニューイングランド・ペイトリオッツ
- ニューヨーク・ジェッツ
- AFC-NORTH
- ボルティモア・レイブンズ
- シンシナティ・ベンガルズ
- クリーブランド・ブラウンズ
- ピッツバーグ・スティーラーズ
- AFC-SOUTH
- ヒューストン・テキサンズ
- インディアナポリス・コルツ
- ジャクソンビル・ジャガーズ
- テネシー・タイタンズ
- AFC-WEST
- デンバー・ブロンコス
- カンザスシティ・チーフス
- オークランド・レイダース
- サンディエゴ・チャージャース
NFC
- NFC-EAST
- ダラス・カウボーイズ
- ニューヨーク・ジャイアンツ
- フィラデルフィア・イーグルス
- ワシントン・レッドスキンズ
- NFC-NORTH
- シカゴ・ベアーズ
- デトロイト・ライオンズ
- グリーンベイ・パッカーズ
- ミネソタ・バイキングス
- NFC-SOUTH
- アトランタ・ファルコンズ
- カロライナ・パンサーズ
- ニューオリンズ・セインツ
- タンパベイ・バッカニアーズ
- NFC-WEST
- アリゾナ・カーディナルス
- セントルイス・ラムズ
- サンフランシスコ・49ers
- シアトル・シーホークス
ノートルダム大の“品格” 徹底された名将の哲学 [近藤 祐司]
2009年07月31日(金) 12:50

ノートルダム“ファイティング・アイリッシュ・レジェンズ”を率いたホルツ氏。
アメリカンフットボール日本伝来75周年を祝う、ノートルダム・ジャパン・ボウル2009は、ノートルダム“ファイティング・アイリッシュ・レジェンズ”が19対3で日本代表に勝利し、無事幕を閉じた。
日本アメリカンフットボール界にとって初の試みとなった今回の大会は、運営面も含めて多くの課題がみつかったが、それよりはるかに多くのことをこの貴重な経験から学ぶことができたことは言うまでもない。
来日した“レジェンズ”のメンバーは、誰もが名門ノートルダム大学ファイティングアイリッシュの代表であるという誇りを持ち、フィールド内外の行動は品格に満ちていた。オンとオフをしっかり切り替え、一人ひとりが自分勝手な行動に出ず、チームの規律を守り、試合に向けてのコンディショニングを整えていた。
“レジェンズ”のコーチや選手達と話をしても、彼らはこのイベントの主旨をよく理解し、インタビューでは誰もが、“I am honored to celebrate the 75th anniversary of Japan's American football”(日本のアメリカンフットボールの75周年をお祝いできることを光栄に思います)と謙虚に感謝の意を述べた。
試合中のフィールドでも、彼らの行動は気品に満ちていた。国際試合では頻繁に起こりうるラフプレイや挑発行為などの反則は一切なく、ファンが気持ちよく観戦できる試合を見せた。選手たちは、試合終了までユニフォームをパンツの中に入れて、最後まで品位を守った。象徴的だったのは、一人の選手がトライフォーポイントでマウスピースを装着し忘れ、レフェリーに「装具の不備違反」でタイムアウトを没収されて、ルー・ホルツHCが選手に赤面しながら激怒するシーン。これだけを見ても、ホルツHCが“レジェンズ”というオールスターチームを「チームファースト」(チーム第一主義)や「クラス」(品位)というフィロソフィーを徹底させていたかを容易に想像させた。
殆どの選手がこの大会まで日本でアメリカンフットボールをしていることさえ知らなかったと語っていたが、試合後は、日本代表に対する大きなリスペクトが“レジェンズ”の選手やコーチに芽生えていた。彼らは、試合後に行われたパーティーでその思いを惜しみなく日本代表の選手たちに直接表現していた。現役時代はオークランド・レイダースなどワイドレシーバーとして活躍し、今大会ではレシーバー・コーチを務めたティム・ブラウン氏は、「日本代表には衝撃を覚えた」とまず第一印象を語ると、「日本は、最後まで全力でぶつかってきた。試合展開によっては全く違う結果になっていた可能性があるゲームだった。とにかく勝てて安堵しているというのが正直な思いだ」と語った。さらに、「今後もこのような意義あるイベントを毎年続けるべきだ!」と美酒に酔いながら、力強く語った。
日本代表の森清之HCが試合後に語ったように、得点差はアメリカと日本のアメリカンフットボールの歴史や文化の差となって表れた結果であった。今後日本代表は、この教訓を胸にもう一度立て直し、そして今後25年間のファイナル・クォーター・プロジェクトとして、協会、選手、そしてファンが一体となって、その差を少しでも埋めていかなければいけないだろう。
日本代表のファンとしては本当に悔しい思いをしたが、今回の夢の日米決戦となったノートルダム・ジャパン・ボウルの戦いを通じてたくさんのことを教えてくれたノートルダム大学に、感謝の意を伝えたいと思う。
プロフィール

- 近藤 祐司[こんどう・ゆうじ]
-
1974年 京都府生まれ
立命館大学パンサーズ時代はアメリカンフットボール日本代表を経験。独自の視点と感性をベースにした実況は、種目を問わず定評を得ており、NFL、 NCAAフットボール、NBA、MLBの全てで、チャンピオンシップゲームを実況する唯一のアンカー。NFLはGAORA専属、NBAがWOWOW、NCAAフットボール、MLBではJ SPORTSと多チャンネルで活躍中。7年間の在米経験で得た英語力を武器にした同時通訳と海外取材力は専門記者をも圧倒する。日本では数少ないスポーツ専門のアンカーマン。
近藤 祐司オフィシャルサイト
近藤 祐司のtwitterはこちら>>
PR
クイックアンケート(5/17更新)
今年ドラフトされたWRの中で最も活躍するのは?(出題者:ロニーロットさん)

