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ティーボウの活躍を切に願うのはペイトリオッツの新コーチ?【前編】 [近藤 祐司]

2012年01月13日(金) 15:31

レギュラーシーズン後にベリチックHC(左)率いるペイトリオッツに移籍したマクダニエルス氏。AP Images/Winslow Townson

レギュラーシーズン後にベリチックHC(左)率いるペイトリオッツに移籍したマクダニエルス氏。AP Images/Winslow Townson

 デンバー・ブロンコスがワイルドカードでピッツバーグ・スティーラーズを劇的な勝利で下した約30分後。ブロンコスとディビジョナル・プレイオフで対戦するニューイングランド・ペイトリオッツの公式ホームページ上には、新たにオフェンス・アシスタント・コーチが就任したと発表された。 
 
 ペイトリオッツのコーチングスタッフに加わったのは、今季、セントルイス・ラムズのオフェンス・コーディネーターを務めていた35歳のジョッシュ・マクダニエルス氏。シーズン中、しかもプレイオフ前に滅多にないコーチの移籍劇である。

 マクダニエルス氏といえば、ビル・ベリチックHCの下で8年間アシスタントコーチを務めていたが、3年前、当時、最年少の若さ(33歳)でブロンコスの新ヘッドコーチに引き抜かれ、コーチのエリート街道を突き進んできた若手コーチの代表的存在であった。しかし、ブロンコスのヘッドコーチとしては結果を残せず、2年目の昨シーズン(2010年)、チームの3勝9敗スタートの責任を取ってシーズン途中に解雇され、今季も期待されていたラムズではプレイオフ出場を叶えられず、キャリアのローポイントを迎えていた。

 そんなマクダニエルス氏が、昨年、ブロンコスのヘッドコーチを解雇された最大の理由とされているのが「パーソナル・ディシジョン(人事に関する判断の失敗)」だとされた。だが、今年、そのマクダニエルスが絡んだ多くの選手が開花した年となった。

 ヘッドコーチ時代、選手の人事権の多くを掌握していたマクダニエルス氏は、2009年ドラフトの1巡でDEロバート・アイアーズを指名し、翌年のドラフトの1巡では、WRデマリアス・トーマスとQBティム・ティーボウを指名した。だが、いずれの選手も昨シーズンまでほとんど戦力になっていなかった。

 特に、QBとしてはNFLでは通用しないと目され、2巡、もしくは3巡指名候補と言われたティーボウを周囲の反対を振り切って1巡指名したことは、その年のドラフトの最大のサプライズニュースとなったほどだ。

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プロフィール

近藤 祐司

近藤 祐司[こんどう・ゆうじ]
1974年 京都府生まれ
立命館大学パンサーズ時代はアメリカンフットボール日本代表を経験。独自の視点と感性をベースにした実況は、種目を問わず定評を得ており、NFL、 NCAAフットボール、NBA、MLBの全てで、チャンピオンシップゲームを実況する唯一のアンカー。NFLはGAORA専属、NBAがWOWOW、NCAAフットボール、MLBではJ SPORTSと多チャンネルで活躍中。7年間の在米経験で得た英語力を武器にした同時通訳と海外取材力は専門記者をも圧倒する。日本では数少ないスポーツ専門のアンカーマン。
近藤 祐司オフィシャルサイト
近藤 祐司のtwitterはこちら>>

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