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玄人好みの“ジャーニーマン”、RBジョーンズ【後編】 [近藤 祐司]
2010年07月26日(月) 13:15

今季の活躍、記録達成に期待がかかるRBジョーンズ。 AP Images/Orlin Wagner
ジョーンズが言うように、確かにチームを変えるたびにジョーンズは進化しているように思う。ドラフトで入団したアリゾナ・カーディナルスや2チーム目のタンパベイ・バッカニアーズではあまり数字を残せなかったが、3チーム目となったシカゴ・ベアーズ、4チーム目となったジェッツで一気に記録を伸ばしていったのもジョーンズのキャリアの特徴である。特筆すべきは、30歳になってからもまだ体力が衰えず、成績を伸ばしているという点だ。どのチームに所属しようとも、ウェイトトレーニングやビデオ研究など、自分がやるべきことをしっかりと取り組んでいる証といえる。
昨年、プレイオフのサンディエゴ・チャージャース戦で、ジョーンズのスタイルを象徴するようなプレイがあった。17対14、ジェッツのリードで迎えた第4Q残り2分。第4ダウン1ヤードのシチュエーションで、ジェッツはギャンブルを選択。迷わず、ジョーンズにボールをキャリーさせて、2ヤードをゲインし、ファーストダウンを奪い、そのまま時間を使い切って勝利を収めたのであった。ファーストダウンを奪ったジョーンズは、派手なガッツポーズもせず、ただ、仲間とハイタッチしてハドルで次のプレイに備えていた。決して、派手なロングゲインではないが、それと同等に価値あるプレイだということは分かる人には十分にわかるプレイであった。“分かる人には、その価値が分かる”。まさにジョーンズのキャリアを象徴するようなプレイだったように思う。
8月に32歳になるジョーンズは、あと残り800ヤードで、これまで24人しか到達していないラン獲得通算10,000ヤードに到達する。在籍5チーム目での10,000ヤードの大台到達も、NFL史上初の快挙となる。
「NFLの偉大なジャーニーマン」、ジョーンズの活躍にも注目したい2010年シーズンだ。
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プロフィール

- 近藤 祐司[こんどう・ゆうじ]
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1974年 京都府生まれ
立命館大学パンサーズ時代はアメリカンフットボール日本代表を経験。独自の視点と感性をベースにした実況は、種目を問わず定評を得ており、NFL、 NCAAフットボール、NBA、MLBの全てで、チャンピオンシップゲームを実況する唯一のアンカー。NFLはGAORA専属、NBAがWOWOW、NCAAフットボール、MLBではJ SPORTSと多チャンネルで活躍中。7年間の在米経験で得た英語力を武器にした同時通訳と海外取材力は専門記者をも圧倒する。日本では数少ないスポーツ専門のアンカーマン。
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