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伝説のLBは名将になれるか?シングレタリーHCの挑戦【前編】 [近藤 祐司]

2010年07月16日(金) 23:36

49ers躍進の鍵を握るシングレタリーHC。(AP Images/Jim Prisching)

49ers躍進の鍵を握るシングレタリーHC。(AP Images/Jim Prisching)

 今シーズン、プレイオフ出場の期待が例年になく高まっているのがサンフランシスコ・49ersである。 

 49ersといえば、ジェリー・ライス、ジョー・モンタナ、ビル・ウォルシュの時代以来、長く低迷が続いたが、LBパトリック・ウィリス、TEバーノン・デービス、RBフランク・ゴアなど、若手を中心に大物選手が育っていて、着実にチーム力を上げている。昨年は、2003年シーズン以来続いていた負け越しシーズンをストップする8勝8敗で終えて、今年こそはプレイオフ出場という期待が高まっているのだ。

 そんな49ersの成功のカギを握るのが、自身初のHC就任からら2回目の開幕を迎えるマイク・シングレタリーである。NFLには、元シカゴ・ベアーズHCのマイク・ディトカ氏のように、選手とヘッドコーチとしての実績で殿堂入りした人はいるが、シングレタリーHCのように選手としての実績だけで殿堂入りを果たし、それからNFLコーチに転身したという経歴の持ち主はほとんどいない。このような選手がNFLでヘッドコーチとしても成功した試しもまだないのだ。 

 シングレタリーHCは、ご存知、選手時代にスーパーボウル優勝も経験している伝説のLBであった。そのコーチングスタイルも作戦云々よりも、“ハードワークこそがチームを勝利に導く”というフィロソフィーを頑なに信じるNFLでは珍しいタイプだ。練習から選手にどんどん激しいコンタクトをさせて100%を求め、現役時代のプレイスタイル同様、HCとしても本能的で、典型的な“オールドスクールタイプ”なのだ。

 先日行われた49ersの自主キャンプも「全力でコンタクトしなければ選手の本当の力など測れない」と譲らず、他のどのチームよりも、激しいコンタクト練習に多くの時間を割いた。

・後編に続く

【関連リンク】
・近藤祐司のtwitterはこちら>>
・シングレタリーHCのプロフィール
・49ersのチームプロフィール

プロフィール

近藤 祐司

近藤 祐司[こんどう・ゆうじ]
1974年 京都府生まれ
立命館大学パンサーズ時代はアメリカンフットボール日本代表を経験。独自の視点と感性をベースにした実況は、種目を問わず定評を得ており、NFL、 NCAAフットボール、NBA、MLBの全てで、チャンピオンシップゲームを実況する唯一のアンカー。NFLはGAORA専属、NBAがWOWOW、NCAAフットボール、MLBではJ SPORTSと多チャンネルで活躍中。7年間の在米経験で得た英語力を武器にした同時通訳と海外取材力は専門記者をも圧倒する。日本では数少ないスポーツ専門のアンカーマン。
近藤 祐司オフィシャルサイト
近藤 祐司のtwitterはこちら>>

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