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第44回スーパーボウル、最も注目されたシーンは? [渡辺 史敏]

2010年02月16日(火)

CBポーターの試合を決定づけたINTのシーンが最も注目を集めた。AP Images/Mike Groll

CBポーターの試合を決定づけたINTのシーンが最も注目を集めた。AP Images/Mike Groll

 ニューオリンズ・セインツが劇的な初優勝を果たした第44回スーパーボウル。全米での試合中継平均視聴者数はアメリカTV史上最高の1億650万人に達した。

 ではその中で一番注目されたのはどのシーンだったか。興味深い調査結果をHDDレコーダーの製造とサービスを行っている『TiVo』が発表している。生放送中と試合後24時間以内に同中継で再生ボタンが押された瞬間をカウントしたものだ。

 試合で最も再生回数が多かったのは第4Q残り3分24秒、セインツのコーナーバック(CB)トレイシー・ポーターがインディアナポリス・コルツのクォーターバック(QB)ペイトン・マニングのパスINTした場面だった。勝負を決定づけたプレーだっただけにダントツの1位となっている。

 2位は第4Q残り1分33秒からのコルツの攻撃でマニングがワイドレシーバー(WR)ピエール・ガーコンへTDパスを狙ったものの、ガーコンがオフェンシブ・パス・インターフェアランスを取られてしまった場面。3位はその直前のプレーでセインツのディフェンスタックル(DT)アンソニー・ハーグローブが、アンネセサリー・ラフネスの反則を犯したプレーとなっている。最後の攻防に皆が集中していたのだろう。

 以下5位までがいずれも第4Qの後半から終了までに集中した。いかに今回のゲームが終了までもつれ、ファンの興味が最後まで切れなかったかが如実に出ていて興味深い。

 ちなみに毎回スーパーボウルの試合中継で話題になるCMだが、こちらで最も再生回数が多かったのは第1Qに放送されたスナック菓子ドリトスの「ハウス・ルール」という作品。総合でも3位に入る再生回数だった。この調査は毎年行われているが、年によってはCMの最多再生回数が試合中のそれを上回ることもある。

 2位は日本でもおなじみの菓子スニッカーズの「ユーアー・ノット・ユー」という作品で、大女優のベティ・ホワイトが出演したもの。この作品は全国紙『USAトゥデー』が行っている同中継のCM好感度調査”アド・メーター”で第1位に輝いてもいる。

 この他CMでは上位10作品中、9作品が前半に集中しているのが特徴だ。これはゲームの内容によっては前半で視聴者が離れてしまうことがあり、前半のほうが人気もCM枠の価格も高く、それ故広告主も力の入った作品を前半に流す傾向があることが原因として考えられる。

 これらCMは様々なウェブサイトで公開されているので、気になる方はチェックしてみよう。

プロフィール

渡辺 史敏

渡辺 史敏[わたなべ・ふみとし]
兵庫県生まれ
ニューヨーク在住。出版社勤務を経て、1995年フリーランスとして渡米。現在はアメリカンフットボールやサッカーなどスポーツと、さらにインターネット、TV、コンピュータなどITという2つの分野で取材・執筆活動を行う。『アメリカンフットボール・マガジン』、『日刊スポーツ連載コラム:NFL最前線』、『Number』、『週刊アスキー』などで執筆中 。NFLは毎年キャンプからスーパーボウルまでを現地で追いかける。
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